夏が近づくと、足元のおしゃれが楽しくなりますよね。
でも、「サンダル=歩きにくい、疲れる」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
僕も以前はそうでした。楽だけど、長距離を歩くのには向かない。そんな風に思っていました。
しかし、一足のサンダルがその常識を覆してくれました。
それが、ビルケンシュトックです。
ちょっと汚いけど許してね!

このサンダルと出会って5年。モデルを買い替えることはあっても、**「僕が選ぶサンダルは、一生ビルケンシュトックだけでいい」**と心から思えるほど、最高の相棒になっています。
今回は、僕がなぜこれほどまでにビルケンシュトックに惚れ込んでいるのか、その魅力をたっぷりと語りたいと思います。
なぜビルケンシュトックなのか?他のサンダルとの決定的な違い
僕が靴を選ぶ上で最も重視しているのは、「とにかく歩きやすいこと」。
ニューバランスのスニーカーや、オールデン、パラブーツといった歩きやすい革靴しか持たないほど、徹底しています。
そんな僕がサンダルに求めたのも、もちろん最高の歩きやすさでした。
ビルケンシュトックは、その期待を遥かに超えてきました。
1. “かかと無し”でも脱げない、驚異のフィット感
多くのスポーツサンダルは、かかとをストラップで固定するタイプが主流です。もちろん、それも歩きやすいのですが、スリッパのようにサッと履けないのが少しだけネックでした。
僕が愛用している「アリゾナ」というモデルは、かかとを支えるストラップがありません。
それなのに、全く脱げる気配がないんです。
その秘密は、足の形に合わせて立体的に作られた**コルク製のインソール(フットベッド)**と、2本のベルト。これが自分の足に吸い付くようにジャストフィットしてくれるので、かかとが無くても安定して歩けるのです。
この「サンダルの手軽さ」と「スニーカー並みの歩きやすさ」を両立している点が、他のブランドにはない大きな魅力でした。
2. 5年履いても臭わない。コルク素材の魔法
サンダルで気になるのが、汗によるニオイ。
しかし、ビルケンシュトックのコルクは、その心配を吹き飛ばしてくれました。
5年間、夏の相棒として履き続けていますが、コルクの色は深みを増しても、嫌なニオイは全くしません。天然素材ならではの通気性と抗菌性が、清潔な状態を保ってくれるのです。
3. すべては「歩く」ために。矯正靴由来の信頼性
ビルケンシュトックのルーツが、実は**「矯正靴」**にあることをご存知でしょうか。
その歴史に裏打ちされた、医学的にも考え抜かれたインソール。これが、ただのファッションサンダルではない、本物の信頼感を与えてくれます。
長時間歩いても疲れにくいのは、このしっかりとした土台があるからこそです。
実際に5年間使ってみて感じること
最高の点:やっぱり「歩きやすい」に尽きる
慣れてしまえば、これに尽きます。
店舗で縦の長さだけでなく「幅」までしっかり合わせてくれるので、サイズ間違いの心配もありません。
夏場ならチノパンにもデニムにも合うし、どんな服装にも馴染んでくれる。それでいて、子供っぽくならず、レザーやスエードの質感が大人な雰囲気を醸し出してくれる。
デザインと機能性、どちらも大満足です。
デメリット:購入前に知っておきたい2つのこと
ビルケンシュトックの最大の魅力である硬いインソールは、履き始めは少し手強く感じるかもしれません。人によっては「足の裏が痛い」と感じることもあります。
しかし、これはあなたの足が本来の正しい位置に戻ろうとしている証拠。いわば**「ビルケンが正しい歩き方を教えてくれている」**期間なのです。
個人差はありますが、15〜20回ほど履けばインソールが自分の足の形に沈み込み、最高の履き心地に変わります。
どうしても痛いのが苦手な方や、「修行」はしたくない!という方には、**「ソフトフットベッド」**という、あらかじめインソールにクッションが入った柔らかいモデルも用意されています。こちらもおすすめです。
もう一つの弱点は、コルクが雨・湿気に弱いこと。
こればかりは、天気予報を気にしながら履くしかありません。
最近では雨にも強いEVA素材のモデルも出ているので、天候を気にせず履きたい方はそちらを選ぶのも良いでしょう。
一度家でかびさせてしまったこともあるので、きちんと換気をお勧めします。革靴と同じく手がかかりますが、それ以上に良い靴であることをお約束します。
夏のヨーロッパで実感した、ビルケンシュトックの普遍的な人気
先日、夏のヨーロッパを2週間ほど旅してきたのですが、その人気を肌で感じました。
大げさではなく、街を歩く7〜8人に1人はビルケンシュトックを履いているんです。
定番のアリゾナはもちろん、ボストンやチューリッヒも人気。
ベーシックなブラウンやブラックだけでなく、ピンクやイエローといった鮮やかなスエードを履きこなしている人も多く、見ているだけで楽しかったです。
ドイツのブランドということもあり、夏のヨーロッパでは生活に深く根付いているサンダルなのだと実感しました。
まとめ:僕の足元は、これからもビルケンと共に
アリゾナを履き続けるのはもちろん、これからはボストンやチューリッヒ、新作のキョウトなど、他のモデルにも挑戦してみたいと思っています。
もしあなたが、
- 長時間歩いても疲れないサンダルを探している人
- デザインも機能性も妥協したくない人
- 一つのブランドと長く付き合っていきたい人
に当てはまるなら、ぜひ一度、ビルケンシュトックを試してみてください。
きっと、あなたにとっても**「一生付き合っていきたい相棒」**になってくれるはずです。
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